キムワイプで自作するマスク「キムマスク」の作り方【花粉・飛沫対策に】

作り方

新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の影響によってマスクの売り切れが続いています。花粉の足音が聞こえる季節になり、我々花粉症持ちにとってマスクが無いのは死活問題です。
そこで今回は、どこの家にでもある「キムワイプ」を使ってマスクを作ってみました。「キムワイプで作るマスク」その名も「キムマスク」です。やり方を覚えれば一つ5~10分くらいで出来ると思います。
マスクとしてのフィルター性能(防御力)は不明ですが、花粉対策、飛沫対策くらいなら問題ない気がします。スッカスカの手作りガーゼマスクよりかは、はるかに密度は高いと思います。 ※個人の感想です。手元にキムワイプしかない緊急時にどうぞ。

キムワイプとは

キムワイプとは、液体などを使う理系の実験室や工場、医療機関に必ずと言っていいほどおいてあるペーパータオルで、実験器具などを拭いて清掃するため使われます。
名前の「キム」とは、アメリカの大手製紙会社「キンバリー・クラーク」(Kimberly-Clark)のKimから来ています。「ワイプ」は「拭く」の意味です。シンプルです。用途が異なるシリーズとして、キムタオルやJKワイパーなどがあります。

ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどに比べて、けば立ちが少なく、紙くず(紙粉)が出にくい性質があるために、紙粉が影響しかねない実験などの現場で重宝されています。
ちなみに実験室の住人は、キムワイプで自分の眼鏡を拭いたり、鼻をかんだりしているそうですが、ティッシュよりごわごわと固い紙質なのでそのような用途にはお勧めできません。

今回はそんな、どこの家庭でも1つは常備しているキムワイプでマスクを作ります。

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用意するもの

用意するものはこれだけです。

  • キムワイプ4枚
  • 輪ゴム4つ(輪ゴム2つをつなげて左右の2組つくる ※顔や輪ゴムの大きさに合わせて数を調整)
  • ステープラー(ホチキス)+芯2個

もちろん作る前には手を洗ったり、机を拭くなどして花粉やウィルスを落としておかなければなりません。

作り方

中央半分の折り目の谷を手前にして置き、上下に半分に折り目をつけて開く。
この時の上方向が完成したマスクの上側になる。また作業時の手前側がマスクの内側になる。
上下半分の折り目に沿わせて下1/4を上に折りたたんで折り目をつけて開く。

1枚目の下1/4につけた折り目に沿わせて2枚目を重ね、1枚目の下1/4を折りたたんで2枚目を挟む。

2枚目を挟んだら、2枚目の上3/4を手前に折り返して1枚目の1/4を挟み込む。
ここまでを横から見た図がこんな感じ。


2枚目の折り返した部分を1枚目との重なっている部分まで上に折りたたんで、折り目をつけて開く。

2枚目につけた折り目に沿わせて3枚目を重ね、2枚目の下1/4を折りたたんで3枚目を挟む。
3枚目を挟んだら、3枚目の上3/4を手前に折り返して2枚目の1/4を挟み込む。

横から見た図

3枚が重なっている中央部分に4枚目を重ねる。

横から見た図

上下のはみ出ている部分(1枚のみになっている部分)を4枚目の際まで半分に折る。

はみ出ている部分を折り返したサイズでジャバラ状に追っていく。

最後まで折ったら、輪ゴムを置いて両端をステープラー(ホチキス)で留める。

輪ゴムは横向きにして、留める向きは縦向きにすると完成したとき綺麗に見える(気がする)。

ジャバラを慎重に開く。焦って強く引っ張ると破けたり、織り込んだ部分が外れてしまいます。破けたり織り込んだ部分が外れしまったら、残念ながら最初からやり直しです。

形を整えて完成。

完成したら消毒用エタノール(アルコール)などで消毒しておきましょう。日常用の消毒液は食品にも使えるパストリーゼが個人的に一押しです。

キッチンペーパーのマスクよりもゴワゴワ感が小さく、紙くずが出にくいので快適度が高いと思います。マスクが無くて手元にキムワイプしかないときにぜひ作ってみてください。


折りたたんで結合するのが面倒な人には、ビッグもあるよ!(ペヤングのCM"ミニもあるよ!"風に)

キムワイプシリーズのなかで最も大きなビッグサイズ。多量の薬品の拭き取りに。大きな実験器具や部品の拭き取りに。

コメント

  1. 匿名 より:

    これで、マスク2枚に費やす無駄な税金が助かりますように

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