先日、アイリスオーヤマのサーキュレーター、PCF-C15を購入し、レビューしました。
このサーキュレーターを購入するときに困ったのが、どの型番を買えばよいのか分かりにくいという点でした。対応する部屋の大きさ(対応畳数)や、首振り機能の有無などでバリエーションが沢山あるため、型番が沢山あるのが原因です。
サーキュレーターの型番と機能を解説しているサイトなどでも明らかな誤りがあったり、情報が古くなっており混乱したため、整理して解説します。
紹介する内容は基本的にはアイリスオーヤマの公式サイトおよび販売店の2020年夏の情報に基づいていますが、念のため最新の正確な情報は公式サイトやサポートにご確認ください。公式サイトにも間違いが散見されるのは秘密。
- 【まずはこの分類】ボール型、I型、H型、マカロン型の違い
- ボール型の解説
- ボール型の機種は2020年夏時点で11種類(カラーバリエーションを除く)
- ボール型は大きく分けて4タイプ
- よく比較されるボール型の型番の違い
- PCF-SDC15TとKCF-SDC151Tの違いと、PCF-SDC18TとKCF-SDC181Tの違い
- PCF-SDC15TとPCF-SC15Tの違い
- PCF-SC15TとPCF-SC15の違い
- PCF-SC15TとPCF-SCC15T-W、PCF-SCC15T-B、PCF-SCC15T-DT、PCF-SCC15T-Hの違いは?
- KCF-KSC152TとPCF-SC15T、KCF-KSC152とPCF-SC15の違いは何か。
- PCF-KSC151TとPCF-KSC151の違いは何か。
- PCF-SM12NとKCF-SM121N、PCF-SM12とKCF-SM121、PCF-SC12とKCF-SC121の違いは。
- コンパクトサーキュレーター I型
- コンパクトサーキュレーター H型
- コンパクトサーキュレーター マカロン型
- アイリスオーヤマのサーキュレーターの型番の違いまとめ
【まずはこの分類】ボール型、I型、H型、マカロン型の違い
まず初めにアイリスオーヤマのWebサイトでの分類として「ボール型」、「I型」、「H型」、「マカロン型」の4種類があります。

ボール型は、アイリスオーヤマのサーキュレーターの中では最上位機種のシリーズで、機能も最も豊富です。「サーキュレーターアイ」シリーズとしてブランド名がつけられています。
「I型」は、ボール型と同様の形状をしており、ボール型とI型の違いは、ぱっと見では違いが非常にわかりにくいです。名前も「サーキュレーターアイ」と「I型」で、わざと分かりにくくしているのを疑うレベルです。
ボール型とI型を見分けるポイントとしては、ボール型は前面も丸くなっています。こちらは「スパイラルグリル」という名前が付けられているのが特徴です。一方I型は前面が平ら(直線的)になっています。
H型は昔ながらの太鼓型の形で、メリットとしては構造的に上下に角度を動かしやすく、また角度も真上(90°)や下向きに向かせることができるという特性があります。また構造がシンプルなので値段も安い傾向があります。
マカロン型は、2020年5月に登場した新型モデルで、H型のような太鼓型の構造ですが、本体部分が丸くなり、より今風のデザインとなっています。
適応畳数等によっても価格が変わるので一概に言えませんが、誤解を承知で特長と価格帯をざっくりまとめると、下記のようになります。
シリーズ名 | 位置づけ | 主な価格帯 |
---|---|---|
「ボール型」 | 上位機種 | 6000円~13000円程度 |
「I型」 | 中位機種 | 4000円~6000円程度 |
「H型」 | 下位機種 | 2000円~6000円程度 |
「マカロン型」 | 下位機種 | 2000円~3000円程度 |
ボール型の解説
アイリスオーヤマのサーキュレーターで最上位機種のシリーズで、機能も最も豊富なのがボール型です。その代わりお値段はちょっと高めです。
ボール型の機種は2020年夏時点で11種類(カラーバリエーションを除く)
現時点で公式Webサイトに掲載されているボール型のサーキュレーターは全部で11種類あります。
- サーキュレーターアイ DC JET ~24畳 PCF-SDC15T ホワイト
- サーキュレーターアイ DC JET ~30畳 PCF-SDC18T ホワイト
- サーキュレーターアイ DC JET ~24畳 KCF-SDC151T ホワイト
- サーキュレーターアイ DC JET ~30畳 KCF-SDC181T ホワイト
- サーキュレーター扇風機 STF-DC15T ホワイト
- サーキュレーター扇風機 KSF-DC151T ホワイト
- 強力コンパクトサーキュレーター 上下左右首振りタイプ PCF-SC15T ホワイト
- 強力コンパクトサーキュレーター デザインモデル 上下左右首振りタイプ PCF-SCC15T-W(B)(DT)(H)マットホワイト(マットブラック)(ダークブラウン)(マットグレージュ)
- 強力コンパクトサーキュレーター 左右首振りタイプ PCF-SC15 ホワイト
- サーキュレーターアイ mini PCF-SM12N ホワイト
- サーキュレーターアイ mini PCF-SM12-W(LA)(P) ホワイト(ブルー)(ピンク)
- サーキュレーターアイ mini PCF-SC12 ホワイト
見ただけでうんざりするバリエーション数だと思います。というわけで、分かりにくいと思うので表にまとめました。
型番 | PCF-SDC15T | PCF-SDC18T | KCF-SDC151T | KCF-SDC181T | STF-DC15T | KSF-DC151T | PCF-SC15T | PCF-SCC15T-W(B)(DT)(H) | PCF-SC15 | PCF-SM12N | PCF-SM12-W(LA)(P) | PCF-SC12 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ | サーキュレーターアイ DC JET | サーキュレーター扇風機 | 強力コンパクトサーキュレーター | サーキュレーターアイ mini | |||||||||
適応畳数 | ~24畳 | ~30畳 | ~24畳 | ~30畳 | ~24畳 | ~18畳 | ~8畳 | ~8畳 | ~8畳 | ||||
風量切替 | 10段階 | 5段階 | 3段階 | 3段階 | 3段階 | ||||||||
上下首振り | 自動 | 自動 | なし(手動) | なし(手動) | なし(手動) | ||||||||
左右首振り | 自動 | 自動 | なし(手動) | なし(不可) | 自動 | 自動 | |||||||
モーター | DC | AC | |||||||||||
角度調整 | 左右60、90、120°上60° | 左右60、90、120°上60°下15° | 左右90°上72° | 左右90°上75° | 上90°下25° | 左右90° 上90°下25° | 左右90° 上90°下25° | ||||||
入タイマー | なし | 2/4/8時間 | 2/4/8時間 | なし | なし | なし | なし | ||||||
切タイマー | 2/4/8時間 | 1/2/4時間 | なし | なし | 1/2/4時間 | ||||||||
リモコン | あり | あり | なし | なし | あり | ||||||||
特殊モード | リズム/衣類乾燥 | リズム/衣類乾燥/おやすみ | リズム | なし | なし | リズム | |||||||
カラー | ホワイト | ホワイト | ホワイト(前面黒) | ホワイト(前面黒) | マットホワイト/マットブラック/ダークブラウン | ホワイト | ホワイト | ホワイト/ブルー/ピンク | ホワイト | ||||
その他 | 3Dランダム | 首伸縮 | 3Dランダム | - | - | - | - |
ボール型は大きく分けて4タイプ
ボール型は11種類ありますが、機能面で分けると、大きく分けて以下の4タイプにまとめることができます。
- 「サーキュレーターアイ DC JET」シリーズのPCF-SDC KCF-SDC
- 「サーキュレーター扇風機」シリーズのSTF-DC、KSF-DC
- 「強力コンパクトサーキュレーター」シリーズのPCF-SC15、PCF-SCC15
- 「サーキュレーターアイ mini」シリーズのPCF-SM&PCF-SC12
それぞれの機種の特徴について解説します。
「サーキュレーターアイ DC JET」シリーズ(PCF-SDC15TとPCF-SDC18T、KCF-SDC151TとKCF-SDC181T)
PCF-SDC KCF-SDCシリーズは「サーキュレーターアイ DC JET」というブランド名が付けられており、DCモーターを搭載していて、ボール型の中でも最上位の機種です。
機能面でも他の機種にあるほとんどの機能が搭載されており、アイリスオーヤマのサーキュレーターのなかではハイエンド機種です。その分価格も高く、基本的には1万円オーバーです。
PCF-SDC15TとKCF-SDC151Tの違いと、PCF-SDC18TとKCF-SDC181Tの違いについてはこちらをご覧ください(この記事の中で、機種の違いを解説している箇所にジャンプします)。
「サーキュレーター扇風機」シリーズ(STF-DC15TとKSF-DC151T)
STF-DC15TとKSF-DC151Tは特殊な機種で、扇風機の形をしたサーキュレーターです。
首振り時に、人がいる正面方向の時は風を弱く、上向きの時には風を強くして空気を循環させる「おやすみモード」がついているのが特徴で、扇風機なので首の高さを変えることもできます。
扇風機とサーキュレーターを1台で2役使いたいときや、スペース的に2種類置くことが難しい場合にオススメの機種です。
「強力コンパクトサーキュレーター」シリーズ(PCF-SC15TとPCF-SC15、PCF-SCC15T)
この3台はサーキュレーターアイ DC JETシリーズ(PCF-SDC KCF-SDC)の廉価版に当たる機種です。
サーキュレーターアイ DC JETシリーズに比較して、モーターはACモータとなり、風量切り替えは10段階から5段階にスペックダウンしています。左右の首振り角度も90°のみと設定が少なくなっていますが、逆に上方向については60°から約75°にパワーアップしています。
「サーキュレーターアイ mini」シリーズ(PCF-SM12NとPCF-SM12-W(LA)(P)とPCF-SC12)
こちらは、高さ24cmの小型サイズのサーキュレーターです。
小型軽量なのに加えて、首の向きを下向きに変えることができるため、棚の上などへ設置して風を吹き下ろすような使い方が可能なのが特徴です。
サーキュレーターアイシリーズとして販売され、形もボール型をしていますが、機能面ではH型に近い特性を持っているといえます。おまけ程度にカラーバリエーションもあります。
よく比較されるボール型の型番の違い
よく比較される型番の違いについて解説します。
PCF-SDC15TとKCF-SDC151Tの違いと、PCF-SDC18TとKCF-SDC181Tの違い
PCF-SDC15TとKCF-SDC151T、PCF-SDC18TとKCF-SDC181Tの違いは、機能面では、KCF-SDCのみ入タイマーが付いています。その他は変わらないと思われます。
カちなみにカラーは、PCF-SDCとKCF-SDCの両方とも「ホワイト」と記載されていますが、KCF-SDCは前面のパネル(グリル)が黒くなっています。インテリアとしてデザインにこだわる方はご注意を。
ということで、カラーにこだわりがある方は好みのカラー(前面が白か黒)を、こだわりがないという方は安いほうを選べばよいです。PCF-SDC15Tのほうが安いことが多いと思います。
PCF-SDC15TとPCF-SC15Tの違い
この2台は型番がそっくりですが、機能は違います。上述の通りPCF-SDC15Tのほうが上位の機種で、より高性能で省電力なDCモーターを使用しています。
PCF-SDC15Tは、風力が~24畳の10段階調整で左右角度を切り替え(60、90、120°)可能、一方、PCF-SC15Tは、風力が~18畳の5段階調整で左右角度は90°のみなどの違いがあります。
PCF-SC15TとPCF-SC15の違い
末尾に「T」が付いているPCF-SC15Tは、上下も自動首振りが可能です。上下自動首振りがあることで、「3Dランダム送風」機能(上下左右にぐるぐる首が回って空気を攪拌する機能)が使えます。
上向きの角度が72°と75°と若干の違いはあるものの上下首振り以外はほとんど同じです。
PCF-SC15TとPCF-SCC15T-W、PCF-SCC15T-B、PCF-SCC15T-DT、PCF-SCC15T-Hの違いは?
PCF-SCC15T-W、PCF-SCC15T-B、PCF-SCC15T-DT、PCF-SCC15T-Hの4種類は2020年5月に発売された新機種でおしゃれな色合いが特長です。
機能やサイズはPCF-SC15Tと全く同じなので、実質PCF-SC15Tの色違いと考えてよいと言えます。
KCF-KSC152TとPCF-SC15T、KCF-KSC152とPCF-SC15の違いは何か。
KCF-KSC152TとPCF-SC15T、KCF-KSC152とPCF-SC15は、カタログ上では機能的な違いはありません。
KCF-KSC152TとKCF-KSC152は、それぞれ、PCF-SC15TとPCF-SC15の流通経路(おそらく家電量販店向け用)の違いによる、型番のみ違うものと思われます。Tがあるほうのみ、自動の上下首振り機能がついているという点、前面パネルが黒いという点も同じです。
発売日は2019年4月発売です。
迷ったら安いほうを選べばよいと思います。(KCF-KSC152(T)よりもPCF-SC15TとPCF-SC15のほうが安くなっていることが多いと思います。)
PCF-KSC151TとPCF-KSC151の違いは何か。
KCF-KSC152T&KCF-KSC152の一つ前の型番で、2018年3月発売です。
内部の構造などのマイナーチェンジはあるかもしれませんが、こちらもカタログ上の機能的にはKCF-KSC152(T)と同じもの。つまりPCF-SC15TとPCF-SC15とも同じです。
特別に安売りされているなどでなければ、今更選択肢に入れる必要はないと思います。
PCF-SM12NとKCF-SM121N、PCF-SM12とKCF-SM121、PCF-SC12とKCF-SC121の違いは。
PCF-●●12●(PCF-SM12N、PCF-SM12、PCF-SC12)とKCF-●●121●(KCF-SM121N、KCF-SM121、KCF-SC121)はカタログ上では機能的な違いはありません。KCF-●●121●はフロントグリルが黒になっています、
KCF-●●121●は流通経路(おそらく家電量販店向け用)違いのための、型番のみ違うものと思われます。
コンパクトサーキュレーター I型
続いて、コンパクトサーキュレーター I型の解説に移ります。
I型は、ボール型に近い球形タイプで、コンパクトでありながら十分な基本的性能をもっています。お値段はボール型よりも安めです。
I型の機種は2020年夏時点で6種類(カラーバリエーションを除く)
こちらもうんざりするバリエーション数なので表にまとめました。
型番 | PCF-C15T | PCF-C18T | PCF-C15T | PCF-C18 | PCF−M15−A(H)(P) | PCF-M18 |
---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ | コンパクトサーキュレーター I型 | |||||
適応畳数 | ~8畳 | ~14畳 | ~8畳 | ~14畳 | ~8畳 | ~14畳 |
風量切替 | 3段階 | |||||
上下首振り | 自動 | なし(手動) | ||||
左右首振り | 自動 | |||||
モーター | AC | |||||
角度調整 | 左右90°上75° | |||||
入タイマー | なし | |||||
切タイマー | 1/2/4時間 | なし | ||||
リモコン | あり | なし | ||||
特殊モード | リズム | リズム/衣類乾燥 | リズム | なし | なし | なし |
カラー | ホワイト | ブルー/グレー/ピンク | ホワイト | |||
その他 | 3Dランダム | - |
I型は大きく分けて2タイプ
I型は分類がシンプルです。「C」シリーズと「M」シリーズの2種類しかありません。さらに「C」シリーズの中に末尾「T」のモデルがあるという構成です。
それぞれの特徴について解説します。
「末尾TのC」シリーズ(PCF-C15TとPCF-C18T)
I型の中で最上位の機種です。リモコン付きで、上下左右自動首振りです。また両方ともリズムモードが付いています。
PCF-C18T(14畳)の方のみ「衣類乾燥モード」が付いています。
「末尾TのないC」シリーズ(PCF-C15とPCF-C18)
PCF-C15TとPCF-C18Tから、それぞれ上下の首振りを手動にダウングレードしたものです。
なぜかPCF-C18のみリズムモードが付いていません。
PCF-C15は先日購入して使用した感想をレビューしました。コスパが抜群で良い製品だと思います。
「M」シリーズ(PCF-M15-AとPCF-M15-HとPCF-M15-PとPCF-M18)
リモコンと切タイマーも削った、I型の最廉価の機種です。
PCF-M15にはカラーバリエーションがブルー、グレー、ピンクの3色あります。なぜか定番のホワイトがありません。
よく比較されるI型の型番の違い
よく比較される型番の違いについて解説します。
「C」シリーズ(PCF-C●●)と「M」シリーズ(PCF-M●●)の違い
「C」シリーズと「M」シリーズの違いは、「C」シリーズ(PCF-C15T、PCF-C18T、PCF-C15、PCF-C18)にはリモコンが付属し、切タイマーがあります。
「M」シリーズ(PCF-M15-A(H)(P)、PCF-M18)はリモコンも切タイマーもない廉価版という位置づけです。
「PCF-C15T&PCF-C18T」と「PCF-C15&PCF-C18」の違い
PCF-C15T&PCF-C18Tの末尾に「T」が付いているモデルは、上下も自動首振りです。また、上下自動首振りがあることで、「3Dランダム送風」機能(上下左右にぐるぐる首が回って空気を攪拌する機能)が使えます。
「T」が付いていないモデルは上下首振りが手動で、こちらのほうが機能が少ない分安価です。
PCF-C18以外にはリズムモードが付いています。
コンパクトサーキュレーター H型
次にH型の解説です。H型は、太鼓のような伝統的なサーキュレータの形をしたタイプです。
タイマーなどの機能がなかったり、スイッチがダイヤル式だったりしますが、首を下方向や真上(90°)に向けられるなど、使い方によっては便利な特性があります。
お値段は3種類の中で一番安い傾向があります。
H型の機種は2020年夏時点で6種類(カラーバリエーションを除く)
H型の機種はなぜかカラーバリエーションが豊富なため、型番が10種類もあるのですが、まとめると6種類です。こちらも表にまとめました。
型番 | PCF-EHD15N-H | PCF-HD15N-W (B) | PCF-EHD15-H | PCF-HD15-W(B) | PCF-HD18-W(B) | PCF-HM23-W(B) |
---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ | コンパクトサーキュレーター H型 | |||||
適応畳数 | ~8畳 | ~14畳 | ~20畳 | |||
風量切替 | 3段階 | |||||
上下首振り | なし(手動) | |||||
左右首振り | なし(不可) | 自動 | ||||
モーター | AC | |||||
角度調整 | 上90°下20° | 左右90°上90°下20° | ||||
入タイマー | なし | |||||
切タイマー | なし | |||||
リモコン | なし | |||||
特殊モード | なし | |||||
カラー | グレー | ホワイト/ブラック | グレー | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック | |
その他 | - |
H型も大きく分けて2タイプ
H型もI型同様に比較的シンプルです。左右首振り不可のPCF-EHD15N-H&PCF-HD15N-W(B)と左右首振りあり(自動)の PCF-EHD15-H&PCF-HD15-W(B) 、PCF-HD18-W(B)、PCF-HM23-W(B) という2種類に分類できます。
それぞれの特徴について解説します。
「Nの付くPCF-(E)HD15N」シリーズ(PCF-EHD15N-H、PCF-HD15N-W、PCF-HD15N-B)
アイリスオーヤマのサーキュレータの中で、最も機能が少なくて価格の安い機種です。
上下の首振りは手動で可能なものの、左右の首振りはできません。2000円程度ですので、どこか特定の方向に向かって送風し続けるという用途であればコストパフォーマンスに優れた機種だと思います。
「NのつかないPCF-(E)HD15、18、HM23」シリーズ(PCF-EHD15-H、PCF-HD15-W、PCF-HD15-B、PCF-HD18-W(B)、PCF-HM23-W(B) )
Nのついていないこちらのシリーズは、左右自動首振り機能がついています。
HDの後の数字は(15,18,23)はそれぞれ風力が~8畳、 ~14畳 、~20畳に対応しています。
よく比較されるH型の型番の違い
よく比較される型番の違いについて解説します。
「PCF-EHD15N-H&PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-B」と「PCF-EHD15-H&PCF-HD15-W&PCF-HD15-B」の違い
「数字の後にN」があるかないかの、この二つの機種の違いは、Nの付いていないほうのみ、左右自動首振りが可能です。
なお末尾のH,B,Wはカラーを表し、H=グレー、B=ブラック、W=ホワイトです。
「PCF-EHD15N-H」と「PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-B」の違い
機能では同じですが、「PCF-EHD15N-H」のほうがコンパクトになっていたり、ほんの少し省エネになっていたりします。
「PCF-EHD15N-H」のほうが発売が2017年(?)、「PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-B」が2016年(?)となっており、「PCF-EHD15N-H」のほうが新しいモデルです。
しかし、「PCF-EHD15N-H」は在庫が無いことが多いので、「PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-B」でも良いと思われます。
「PCF-EHD15-H」と「PCF-HD15-W&PCF-HD15-B」の違い
こちらも機能では同じですが、「PCF-EHD15-H」のほうがコンパクトになっていたり、重量が軽く(2.0kg→1.6kg)なっていたりします。
「PCF-EHD15-H」のほうが発売日が2018年(?))、「PCF-HD15-W&PCF-HD15-B」が2015年(?)となっており、「PCF-EHD15-H」のほうが新しいモデルです。
こちらも同様に「PCF-EHD15-H」は在庫が無いことが多いので、「PCF-HD15-W&PCF-HD15-B」でも良いと思われます。
コンパクトサーキュレーター マカロン型
最後に、コンパクトサーキュレーター マカロン型の解説です。
マカロン型は、2020年5月に登場した新タイプのシリーズです。H型の機能を踏襲し、デザインを変更したタイプで、本体部分が球形になったほか、全面がマットな色合いに統一されて見た目のよさが、かなりアップしています。
また、ガード(前面グリル)のすきまが小さくなり、指がはいりにくなっているほか、
縦方向に手動で約360°回転させられるようになっています。お値段はH型の同等のモデルとほぼ同じ値段なのもうれしいポイント。
マカロン型の機種は2020年夏時点で2種類(カラーバリエーションを除く)
こちらも表にまとめました。
型番 | PCF-MKM15N-W | PCF-MKM15N-B | PCF-MKM18N-W | PCF-MKM18N-B |
---|---|---|---|---|
シリーズ | コンパクトサーキュレーター マカロン型 | |||
適応畳数 | ~8畳 | ~14畳 | ||
風量切替 | 3段階 | |||
上下首振り | なし(手動) | |||
左右首振り | なし(不可) | |||
モーター | AC | |||
角度調整 | 約360° | |||
入タイマー | なし | |||
切タイマー | なし | |||
リモコン | なし | |||
特殊モード | なし | |||
カラー | ホワイト | ブラック | ホワイト | ブラック |
その他 | - |
マカロン型は1タイプ
マカロン型は現時点ではシンプルで、2種類の対応畳数違いと2種類のカラーバリエーションの組み合わせのみです。
特徴については前述通り、H型からデザイン性が向上し、360°上下首振りが可能となりました。こちらもH型同様に上下の首振りは手動で可能なものの、左右の首振りはできません。下方向にはこれまでの機種では不可能だった20°以上向けることができるので、使い方によっては唯一無二の存在と言えるでしょう。
マカロン型でよく比較されるモデルの違い
よく比較される型番の違いについて解説します。
PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-BとPCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-Bの違い
PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-BはH型のサーキュレーターで、PCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-Bはマカロン型です。
大きな違いはデザイン面で、好みにもよりますが、マカロン型のほうが洗練された見た目になっています。
基本的な機能面ではほぼ同じです。上下の角度調整については、H型(PCF-HD15N-WとPCF-HD15N-B)は手動で上90°下20° 、マカロン型(PCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-B)は手動で約360°となっています。
本体のサイズは、マカロン型のほうが若干大きいものの重量は軽くなっています。
なお、末尾のWとBはそれぞれ、ホワイトとブラックの本体カラーを表しています。
PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-BとPCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-Bの違い
PCF-HD15N-W&PCF-HD15N-BはH型のサーキュレーターで、PCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-Bはマカロン型です。
大きな違いはデザイン面で、好みにもよりますが、マカロン型のほうが洗練された見た目になっています。
基本的な機能面ではほぼ同じです。上下の角度調整については、H型(PCF-HD15N-WとPCF-HD15N-B)は手動で上90°下20° 、マカロン型(PCF-MKM15N-W&PCF-MKM15N-B)は手動で約360°となっています。
本体のサイズは、マカロン型のほうが若干大きいものの重量は軽くなっています。
なお、末尾のWとBはそれぞれ、ホワイトとブラックの本体カラーを表しています。
PCF-HD18-W&PCF-HD18-BとPCF-MKM18N-W&PCF-MKM18N-Bの違い
PCF-HD18-W&PCF-HD18-BはH型のサーキュレーターで、PCF-MKM18N-W&PCF-MKM18N-Bはマカロン型です。
こちらも大きな違いはデザイン面で、基本的な機能面ではほぼ同じです。
上下の角度調整については、H型(PCF-HD18-WとPCF-HD18-B)は手動で上90°下20° 、マカロン型(PCF-MKM18N-WとPCF-MKM18N-B)は手動で約360°となっています。左右については、H型(PCF-HD18-WとPCF-HD18-B)は自動左右首振り90°が可能ですが、マカロン型(PCF-MKM18N-WとPCF-MKM18N-B)は左右首振り機能はついていません。
本体のサイズは、マカロン型のほうが若干大きいものの重量は軽くなっています。
なお、末尾のWとBはそれぞれ、ホワイトとブラックの本体カラーを表しています。
アイリスオーヤマのサーキュレーターの型番の違いまとめ
様々な型番があり、なかなか分かりにくい点もありますが、それだけ細かいニーズに合わせたラインナップが揃っていると言えます。
まずは必要なサイズ(畳数)を決めて、そして機能(首振りやタイマー等)、予算で絞り込んでいくと、効率的に決められるのかなと思います。
下記の記事では「そもそもサーキュレーターとは」「どんな使い方ができるのか」「選び方」など、特定のメーカーや機種に関係なくサーキュレーターの基礎をまとめました。
サーキュレーターは夏だけでなく、冬でも有効に使うことができます。
本記事と併せて参考にしていただければ幸いです。
コメント
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