静音サーキュレーター アイリスオーヤマPCF-C15 レビュー

レビュー

サーキュレーターを購入したのでレビュー。
もともと冷暖房の空気循環の効率を良くしたかったのに加えて、新型コロナウィルスにより換気が重要となったために買いました。今回購入したのは アイリスオーヤマPCF-C15という機種で、サイズは最大8畳タイプです。

●コンパクトなのにパワフル送風の強力コンパクトサーキュレーターです ●静音モード搭載で35dB以下の静かなサーキュレーターです ●直線的なパワフル送風で室内の空気を循環させ、夏は冷房、冬は暖房効率を上げ一年中使えます ●温度設定を抑えられるので消費電力が少なく省エネにつながります ●自動で左右に首を振る首振り機能付きです

アイリスオーヤマのグループのアイリスプラザのe-net shop株式会社が運営する楽天内店舗(ややこしい)で約4000円で購入しました。

同じアイリスオーヤマの兄弟機種として、PCF-M15、PCF-C15Tがありますが、本品は首振り機能は左右のみ、リモコンとタイマーありの機種です。(PCF-M15はリモコン&タイマーなし、PCF-C15Tは上下首振りあり)

そもそもサーキュレーターとは

サーキュレーターは部屋の空気を循環させるもので、強い風で空気をかき混ぜて、部屋の温度を均一にするなどの効果がある家電製品です。

扇風機との違いは、扇風機は広く穏やかな風を体に直接当てて涼むためのものなのに対して、サーキュレーターは強く直線的な風を作り出すことで、効率的に部屋の空気を動かすことができます。
もちろん扇風機を空気循環に使うこともできるし、逆にサーキュレーターを直接体に当てて涼むこともできますが、それぞれの用途に風の性質が特化しているので、使い分けたほうが効果的だといえます。

サーキュレーターを使うことでの機能以外のメリットとしては、冷暖房と併用して部屋の温度のムラをなくすことで快適さをアップし、無駄な冷暖房を削減して電気代の節約が期待できます。

サーキュレーターの使い方

サーキュレーターの基本的な使い方は3つあります。

  1. 冷暖房などの部屋の温度のムラをなくす(攪拌)
  2. 部屋の空気を外に出す、外の空気を部屋に入れる(換気)
  3. 体や洗濯物などに直接風を当てる(直風)

自分の使い方では、1と2が主です。

開封

モノクロの段ボールにカラーのシールが貼られているシンプルな外箱です。「強力でコンパクトでパワフルで静音」と、これでもかとアピールポイントが書かれており、 なかなかのアピール具合です。

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強力でコンパクトでパワフルで静音な外箱
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外箱2

仕様

  • サイズ:幅約22×奥行約20.3×高さ約30.3cm
  • 重量:約2.1kg
  • 風量設定:静音/中/強
  • 首振り機能:上下左右自動・縦方向/水平~約75度
  • 適応床面積:~8畳
  • コード長(約):1.4m
  • 切タイマー:1/2/4時間
  • リズム:あり(風量3段階)
  • 消費電力 ※静音/中/強の順:
    【首振り固定時】
    50Hz:13W/19W/31W
    60Hz:16W/23W/29W
    【上下左右首振り時】
    50Hz:17W/23W/34W
    60Hz:19W/26W/31W
    【上下or左右首振り時】
    50Hz:15W/21W/33W
    60Hz:17W/17W/17W

外観

同梱内容もシンプルで、本体と薄い説明書とリモコンだけでした。

同梱物

持ってみた感想は、扇風機と比べるとかなり小さくて軽い印象です。高さ約30cm × 幅約22cm × 奥行約20cmで実物はかなりコンパクトです。片手で簡単に持ち運べ、ちょっとした台の上などにも置けるので、機動的に使うことが出来そうだと思いました。

デザインは高級感やおしゃれ感はありませんが、決して安っぽくなく、どこにでも置ける普通さで悪くないと思います。なんとなく「目玉のおやじ」や、「ガンダムのボール」っぽくも見えてかわいい気もします。

使用感

風の強さと音について

風量は、静音・中・強の3段階で設定することができます。静音モードはかなり静かで、ほとんど気にならないです。エアコンやストーブが付いている状態では、そちらのほうが音が大きいと感じるほど静かです。

中以上では「ブーン」と結構大きめの音がします。強モードはかなり風力があり、仕様は8畳となっていますが、感覚的には12畳くらいでも使えるのではないかと思います。ただし、騒音もかなりするため、うちの環境ではほぼ使うことは無いと思います。

背面から

機能としてリズム風も搭載しています。リズム風は、数秒ごとに強さが変化して自然な風を再現するモードで、扇風機のように体に当てて使う時に快適性を高めることができます。
ただ、このリズム風モードでは、モーターのON OFFを切り替えて風力を調整するため、音の変化が耳障りな感じがするので、自分はほぼ使いません。

首振りについて

この機種では、首振りは左右方向のみ自動で首振りにすることが可能です。最大角度は左右45度ずつなので90度の角度に風を向けることができます。
首振りといっていますが、実際には、土台(スイッチがある部分)ごと回転するので、ちょっと奇妙な感じです。

Amazonのレビューなどでは、首振りをすると「カタカタ」や「カチッ」などと異音が鳴るという書き込みがありましたが、届いたものはまったく音はしませんでした。

この機種は、縦方向は自動では動きませんが、手動で角度を変更可能です。最小は水平状態で、上向き(仰角)は最大75度です。6段階動かせるので、大体13度ずつくらい調節可能です。

気になる点としては、手動で動かすときに関節が固く、かなり大きな音でパキパキと音が鳴るため、角度を変えた拍子に壊れそうな感じがします。
また、上に向かせた状態では、左右首振りの角度は小さくなります(コマのような回転軸でくるくるするのみ)。上を向いたまま左右に傾いて、扇状に風を飛ばせるわけではないので注意しましょう。

上を向けた状態

メンテナンスについて

ホコリが溜まった際の掃除は、4箇所のグレーの爪を外すと外枠を外すことができるので簡単です。最初はテープが付いていますが、輸送用の保護テープなので剥がしましょう。

グレーの爪とテープ

内部の回転する羽部分は外せそうですが、外せません。この部分にもホコリは溜まるため、残念なポイントです。メンテナンス性は、いまいちだといえます。開けたところはプラスチックのパーツが組み合わせっており、おもちゃみたいなチープ感です(誉め言葉)。

前面のカバーを外した状態

その他

リモコンは縦7cm×横4cm程度と超小さいです。本体にホルダーなども無いので、よく無くなります。
リモコンの操作可能範囲は、2mくらいまでしかないので、離れて操作したいという人は要注意です。しかも左右首振りモードでは、土台ごと(リモコン受信部ごと)回転するので、後ろを向いているときにはリモコン操作できないという、ちょっとしたイラっとする仕様です。1秒くらい待てばいいだけですが。

この機種はタイマーが付いており、就寝時の使用や、時間を決めて洗濯物を乾かすなどの用途に使うことができます。

まとめ

良い点

  • 安い
  • 小さくて軽いので、機動的に設置できる
  • 静音モードは十分静音

悪い点

  • リモコンの距離が短すぎる上に、左右首振りモードでは受信部も回転する
  • 手で角度を変えるときにかなり固く、バキバキいうので壊れそう
  • 掃除時に羽部分が取り外せない
  • デザインが悪いわけではないが、インテリアに合わせられるようにカラーバリエーションがあったらもっとよかった

総評

4000円程度という値段を考えると非常に良い商品だと思います。サーキュレータの入門用に最適です。最初の一台として検討するに値すると思います。

●コンパクトなのにパワフル送風の強力コンパクトサーキュレーターです ●静音モード搭載で35dB以下の静かなサーキュレーターです ●直線的なパワフル送風で室内の空気を循環させ、夏は冷房、冬は暖房効率を上げ一年中使えます ●温度設定を抑えられるので消費電力が少なく省エネにつながります ●自動で左右に首を振る首振り機能付きです

首振りが無くてより安価なタイプや、上下首振り機能付きのタイプなど、アイリスオーヤマのサーキュレーターはいろんな種類があり、 用途に合わせて選ぶことができます。ただ、型番が複雑でわかりにくいので購入時は良く注意しましょう。

下記の記事では今回紹介したPCF-C15以外のアイリスオーヤマのサーキュレーターの型番について比較して解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

コメント

  1. […] 静音サーキュレーター アイリスオーヤマPCF-C15 レビューアイリスオーヤマのサーキュレーターPCF-C15について徹底紹介。冷暖房の効率化や省エネ化と、ウィルス対策に重要な換気の効率化 […]

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